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【大人でもうつる】マイコプラズマ肺炎の危険性と予防法を徹底解説!

【大人でもうつる】マイコプラズマ肺炎の危険性と予防法を徹底解説!
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はじめに

マイコプラズマ肺炎は、専門家の間で「歩く肺炎」とも呼ばれる特徴的な呼吸器感染症です。
その原因はマイコプラズマという細菌にあり、子供から大人まで幅広い年齢層に感染する可能性があります。

ここでは、マイコプラズマ肺炎について、大人への感染リスクや予防策、治療方法など、総合的に解説していきます。

咳が頑固で長引く

マイコプラズマ肺炎とは

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ属の細菌による呼吸器感染症です。
【特徴】非常に小さく、人の鼻やのどに常在。免疫力が低下すると増殖し、肺炎を引き起こす。

特徴的な症状

マイコプラズマ肺炎の特徴的な症状として、以下のようなものがあげられます。

  • 発熱と乾いた咳が2~3週間続く
  • 咳が頑固で長引く
  • 高熱はあるものの、比較的元気がある

症状が出現するまでの潜伏期間が2~3週間と長いため、感染経路を特定するのが難しいのです。

診断方法

マイコプラズマ肺炎の診断には以下の方法があります。

  • 咽頭拭い液からのPCR検査やDNA検出検査
  • 血清抗体価測定(ペア血清)
  • 迅速抗原検査

成人の場合、抗体反応が弱いため、2週間の間隔をあけて2回検査を行い、抗体価の変動を見る必要があります。
また、初期の感染では菌量が少なく陰性になる可能性もあるため、総合的な判断が重要です。

大人へのマイコプラズマ肺炎の感染リスク

大人へのマイコプラズマ肺炎の感染リスク

マイコプラズマ肺炎は子供に多く見られますが、実は大人にも十分に感染するリスクがあります。
特に以下の場合は注意が必要です。

家庭内や職場での感染

マイコプラズマ肺炎は、飛沫感染や接触感染によって広がります。
そのため、家族の中で誰かが感染していれば、家族内で次々と感染が広がる可能性があります。また、職場の同僚との間でも感染が拡大することがあります。

大人の場合、職場や家庭内での濃厚な接触が感染経路になることが多く、経路を特定するのが難しいのが特徴です。

免疫力の低下

免疫力が低下している場合、マイコプラズマ肺炎に感染しやすくなります。
また、一度感染しても再感染する可能性があります。

  • 基礎疾患がある場合
  • 抗がん剤治療中の場合
  • ステロイド剤の長期服用をしている場合

特に高齢者や慢性疾患を患っている人は、免疫力が低下しているため、注意が必要です。

重症化のリスク

大人の場合、マイコプラズマ肺炎が重症化するリスクがあります。
適切な治療を受けないと、咳が長引いたり、肺炎が進行したりする可能性があります。
また、以下のような合併症を引き起こすこともあります。

  • 中耳炎
  • 髄膜炎
  • 皮疹

特に高齢者や基礎疾患のある人は重症化しやすいため、早期発見と適切な治療が重要です。

予防対策

予防対策

マイコプラズマ肺炎に対する予防対策として、以下のようなことが重要です。

手洗い・うがい

マイコプラズマは飛沫感染や接触感染によって広がるため、手洗いやうがいによる感染予防が有効です。
正しい手洗い方法やうがいの方法を身につけましょう。

咳エチケットの徹底

咳やくしゃみの際は、マスクを着用するなどの咳エチケットを徹底することで、周りへの感染を防ぐことができます。

換気の徹底

室内の換気を十分に行うことで、空気中のウイルスや細菌を外に追い出し、感染リスクを下げることができます。

治療方法

治療方法

マイコプラズマ肺炎の治療には、以下のような方法があります。

抗菌薬治療

マイコプラズマ肺炎の治療に用いられる主な抗菌薬は以下のとおりです。

抗菌薬投与期間
マクロライド系
(アジスロマイシン、クラリスロマイシン)
7~10日間
テトラサイクリン系7~10日間
キノロン系7~10日間

ただし、近年マクロライド耐性菌が増加しているため、適切な選択が重要です。
また、途中で中止すると再発や薬剤耐性化のリスクがあるため、決められた期間を必ず守りましょう。

対症療法

発熱や咳などの症状に対しては、解熱剤や去痰剤などの対症療法が行われます。
ただし、咳が長引く場合は再受診が必要です。

入院治療

高齢者や基礎疾患のある人で重症化した場合は、入院治療が必要になる場合があります。

まとめ

マイコプラズマ肺炎は、子供だけでなく大人にも感染するリスクがあります。
特に家庭内や職場などの集団生活の場で感染が広がりやすく、また免疫力が低下している人は重症化するリスクもあります。
咳が長引く場合は早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。

一方で、手洗い・うがい・マスク着用・換気などの基本的な予防対策を心がけることで、感染リスクを下げることができます。

マイコプラズマ肺炎に対する正しい知識と適切な予防・治療が、大人を含む全ての年齢層の健康維持に役立ちます。

2024年は8年ぶりの大流行の兆しが出ています。
それぞれが気を付けて、何とか無事に乗り切りたいですね。

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よくある質問

マイコプラズマ肺炎の特徴的な症状は何ですか?

マイコプラズマ肺炎の特徴的な症状には、2~3週間続く発熱と乾いた咳、長引く咳、高熱が伴うものの比較的元気が保たれることが挙げられます。また、感染から発症までの潜伏期間が2~3週間と長いため、感染経路の特定が難しいのが特徴です。

大人がマイコプラズマ肺炎に感染するリスクはどのようなものがありますか?

大人がマイコプラズマ肺炎に感染するリスクとしては、家庭内や職場での濃厚な接触、免疫力の低下、基礎疾患の有無などが考えられます。特に高齢者や慢性疾患を持つ人は、重症化するリスクが高いため注意が必要です。

マイコプラズマ肺炎の治療には何が行われますか?

マイコプラズマ肺炎の治療には、抗菌薬治療が主体となります。マクロライド系、テトラサイクリン系、キノロン系などの抗菌薬が使用され、概ね7~10日間の投与期間が必要です。また、発熱や咳などの症状に対する対症療法も行われます。重症化した場合には入院治療が必要となる場合があります。

マイコプラズマ肺炎の予防対策には何があるでしょうか?

マイコプラズマ肺炎の予防対策としては、手洗い・うがいの励行、咳エチケットの実践、室内の十分な換気が重要です。これらの基本的な感染予防対策を心がけることで、感染リスクを下げることができます。

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ひめちゃんの家
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とにかく目の前の育児!仕事!なんてしていたら、40代後半になっていました。 「50代はこれまでとは違う流れにしたい」と思い立ち、資格取得やずっとしてみたかったピアスにチャレンジ! 60歳になったとき、後悔の少ない50代でありたいと思う今日この頃です。
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